ラントマンの雑貨やアンティーク買い付け時の、フランスレポート。
蚤の市便り vol.47 2008.5.14
ホーローのマーク
春という名前のデパート

 立夏は過ぎて暦のうえではもう夏となってしまいましたが 気候は6月頃からが夏ですね。本格的な夏が来るまえにパリのプランタン(printemps=春)というデパートのレストランをご紹介します。このデパートは日本の高島屋も入っていてとても有名ですね。

 デパートでのショッピングでお腹がすいたら、このプランタン6階にある「ブラスリープランタン」でのお食事はいかがでしょう。1923年に作られたというステンドグラスのドームがとても美しく、一見の価値ありです。インテリアデザインはデディエ・ゴメ氏。イエローの光を放つテーブルカウンターや選び抜かれた食器類までトータルでおしゃれな空間が楽しめます。料理はフランスの伝統的なブラスリー(食堂)スタイル、とは言ってもいい感じに洗練された美味しいものが出てきます。
ホーローのマーク
 
ホーローのマーク

  この日は軽く済ませたかったのでサラダ・ニソワーズ(ニース風サラダ)を注文しました。17ユーロほどだったでしょうか。今ユーロが高くなってしまい、円で計算してみるとサラダ1皿に3000円弱というのはちょっといいお値段。。。でも、ご覧のようにこちらのサラダは食材もいろいろ、これだけでお腹いっぱいになるボリュームとバランスの良さです。しかもおいしいパンが必ずついてきますよ。これだけで日本人だと1食分不満なしです。サービスしてくれる人たちもスマートで素敵、それにとても親切です。観光客にも慣れているので言葉もいろいろ話せる様子。もじもじしていてもにっこりと優しくお手伝いしてくれますよ。

 白と黒を基調に赤や黄色がポイントで配された素敵なインテリア、買い物の合間に食事やお茶をする人たちなどをゆっくりと観察しているうちにサラダが運ばれてきました。1人でもはいりやすくてくつろげるおすすめの場所です。(Y)

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