ラントマンの雑貨やアンティーク買い付け時の、フランスレポート。
蚤の市便り vol.53 2011.10.18
ベルギーのアンティークショップ 2011年

今秋の古物雑貨の仕入れはベルギーにも寄ってみました。
蚤の市が開かれている広場の近くにアンティークと新しいもの(雑貨、家具)を上手に組み合わせた商品展開のお店を見つけましたのでその写真をご覧ください。


遠目には全て古いものに見えるのですが、よく見ると古びた加工で仕上げてあるものが商品の半分近くあったでしょうか。
お店の方に聞いてみると、アジアの工場に注文して作らせている量産品とのこと。 毎月かなりの量でコンテナが届くようです。
いわゆる「偽モノ」というカテゴリーではなく、アンティーク風な新しいものとして販売されています。完成度もまずまずで、これだけ手のかかるものを日本で作るととてもこの価格では販売できないというようなものが多かったです。人件費が安い国には太刀打ちできません。

肝は、デザイン面での徹底した指導、細かいところまで現地へ伝えハイセンスなものを作らせていて、アジア的な匂いはまったく感じませんでした。

それでもやはり全体の雰囲気を決めているのは所々にちりばめられた「本物」のアンティークたちだったことは言うまでもありません。新旧とりまぜて自由に楽しむのも素敵なことだと再確認させてくれたよいお店でした。(Y)
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