ラントマンの雑貨やアンティーク買い付け時の、フランスレポート。

蚤の市便り vol.32 2006.8.2
ホーローのマーク
中央の物は駐車違反の切符
数字の書き方
  フランス人と日本人の数字の書き方に、微妙な違いがあるのをご存知ですか?フランスは自他ともに認める「パピエ(書類、紙)の国」、私のような外国人は特になにかにつけてパピエを何枚も書かされる事があり、結構面倒です。そういった時、混乱するのがフランス人の文字、特に数字たち。笑われてしまいそうですが、フランス人の書いた文字や数字を間違いなく解読できるようになるまでには、ちょっとした時間がかかりました。

 私の部屋のその辺にあった、書類にも満たない数枚の紙切れを写真に撮ってみましたのでご覧ください。フランス人の書く数字 1、2、4、7などが、私たちが日本で書いているものとだいぶ違う形をしているのがご覧いただけますか?たわいのないことのようですが、数字が読めなければ友達の家の電話番号も間違えてしまいますし、建物の住所もわかりません。ホテルの部屋番号をボールペンで走り書きされたカードキーを渡されて、数字が読めずに自分の部屋にたどり着けなかった、ということもありました。最近はだいぶ慣れて間違う事が少なくなりましたが、草書で急いで書かれたような文字はじーっとしばらく見つめないと読めません。

 アルファベットを1文字ずつ切り離して書く人はいないので、すべてつながって流れる文字や数字たち。日本語で「草書」ということばがありますがフランス語でもこのような文字を「エクリチュール デルブ」(ecriture=記す d'herbe=草)と同じことばでいいます。草のような文字と思えばそれもまた素敵です。ちなみに一番最初の画像の中央にある紙は駐車違反で切られた
罰金切符、くやしいのでコレクションしています。
ホーローのマーク ホーローのマーク
Rのあとにある数字は417−6と書いてある
LEのあとには18/11/2005 日付です
ホーローのマーク ホーローのマーク
84 35 (下へ)205(下へ)12と書いてある
37 でしょうか、、

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